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しりべし女子会 会長の池本です。
しりべし女子会を立ち上げるきっかけのお話を、ご挨拶とさせていただきます。

私は積丹半島にある神恵内村で生まれ育ちました。

日本海に面して民家が立ち並び、漁業が基幹産業の小さな村です。
村を走る国道229号線は1996年に未開通だった部分が開通し、積丹半島が一周できるようになりました。
子供の頃「行き止まりの村」だった神恵内は、海の幸を求めキャンプや旅行客が訪れる賑やかな村でした。
それが開通と共に「通過の村」となります。
便利さや気軽さを手に入れたのは村民同様、観光客も同じでした。

神恵内村のきのえ荘で女将をしています

私は村で宿泊業をしていますが、来られるお客様にアンケートを行いました。

ここに来るまでに「どこに寄ってきましたか?」そしてお帰りの際には「どこに寄って帰られますか?」すると、ご自宅から神恵内までまっすぐに来られる方はほぼ皆無でした。

一番多かったのは、小樽・余市を経由して神威岬に立ち寄り神恵内で宿泊、羊蹄山を見ながらニセコや赤井川の道の駅に寄って帰られる。各地に立ち寄り、楽しんでおられるのを目の当たりにし、私はガイドブックには載っていない、生の声をお届けしたいなぁと思うようになりました。後志の中で、互いに情報を共有できる仲間が欲しいと思いました。

そこで以前から知り合いだったニセコ町の向田さんに想いを打ち明け、メッセージをやり取りするようになりました。

互いに思う事は同じで、たとえ2人しかメンバーが集まらなくても会を作ろう!と言ってくれた時はとても心強かったです。

ニセコ町の向田さんと初めて会った日

その他にも北陸新幹線が開通する時には「レディ加賀」さん、
北海道新幹線が開通する時には「津軽海峡マグロ女子会」さんの活躍する姿を拝見し
やはりキーとなるのは女子かと、女子の力は大きいと実感しました。

同じ後志の中でも、小樽の人に「神恵内ってどこですか?」と言われたことがありショックでした。
でも自分を思い返すと、黒松内町や喜茂別町、島牧村の方にはほとんど行ったことが無く
同じ地域に住んでいながら反省しました。
そしてそれらを知るためにも、各町村にいるであろう女子同士が繋がったら
何か良いことが出来るんじゃないかと思うようになりました。

思っているのに何もやらないというのは嫌なんです。

少しでも思う気持ちがあるなら1ミリずつでも進まないと進化はない
0×0は何年たってもゼロです。
自分ちが行動を起こす事によって変わるかもしれない未来と可能性を信じる事。そして何より自分達が一番楽しむ事。

私達の想いを理解し
「会を立ち上げる」という所から快く関わってくれたメンバーと
そして少しずつ活動に賛同してくれ増えてきたメンバーと共に
10年後20年後、笑顔で振り返る事が出来るように
これからも後志の潤滑油として活動していきたいと思います。

皆さま、私たち「しりべし女子会」を
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

しりべし女子会 会長
池本 美紀

こんなに素敵なしり女の仲間たちとともに、後志の魅力を発信しています!

Shirijyo Team

しり女チーム